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この指とまれ・つながり逢いの会 総会-中津川市「ちこり村」にて 

カテゴリ:この指とまれ・つながり逢いの会

ちこり村外観

中央高速道 中津川ICを降りて車で約5分と
交通アクセスの良い場所に「ちこり村」はあります。
こちらの講演会場をお借りして、この指とまれ・つながり逢いの会の
平成19年度総会&研修が行われました。

バーバーズだいにんぐ

「ちこり村」の中には、大変評判を呼んでいる農家家庭料理のレストラン
「バーバーズダイニング」が入っています。
ランチタイムはビュッフェスタイル(フリードリンク付)で、大人1人1380円とお手頃価格!です。

お昼時は大変混み合うため、一足先にお昼をこちらで頂きました。

チコリ、サラダ

「ちこり村」
に来たからには、チコリを食べなきゃ!てな事で、サラダはチコリをメインにチョイス!

フライ天ぷら系

ひじきコロッケ、チコリ天ぷら、ずいきの煮物、煮豆、卯の花等々、
ヘルシーなおかずの数々が所狭しと並んでいます。
ご飯も、白米、赤米、玄米、ちらし寿司、たきこみご飯と実に5種類もあります。

スイーツ系

もちろん、スイーツも充実しています。

お昼近くになってくると、大勢お客さんが来られて
たちまち空席はうまり、平日だというのにほんとに大盛況でした。

サラダコスモ中田社長

12時からは研修のメイン、「ちこり村」を経営するサラダコスモ株式会社社長の中田氏の講演です。

講演内容は...

・サラダコスモ株式会社をどのように起業発展させていったか。
    サイダー製造業の傍ら、冬場の細々と行っていたもやし作りを本業に据えた。
    当時、漂白を行うのが当たり前だったもやし作りだが、中田氏自身や従業員が
    自分で食べるもやしには漂白を行わないのに疑問を持ち、業界で初めて
    無漂白もやしを世に出し業績を伸ばした。

・南米へ進出の動機、意義について
    南米の砂漠地帯は土地が肥沃、気候に恵まれている、風が強い為害虫が
    寄り付かず無農薬栽培が可能と、農業をやるには最高の環境である。
    戦後の日本の移民政策で南米に移住し高齢となった農民の方々に
    もう一度生きがい・やる気・日本の食を支えてやるという自信を持ってもらい、
    農産物の生産や加工に携わってもらった。

・企業のありようについて
    中田氏が出身校の駒沢大学で4年間学ばれた、経済学と仏教の仏の心
    その双方が両立する企業精神が大事である。

・農業は生命の源である
    農業は人の命を繋ぐ根本の食料を作る最も重要な仕事である。
    従って、常に自負を持ち、農業の仕事に誇りを持つべきだ。

・中津川市でチコリの栽培を行った理由、「ちこり村」を設立した理由とは
    海外にばかり目を向けていた中田氏がふと原点である中津川の地を見つめたときに
    荒れ果てた農地があまりにも多く、その現状をなんとかしたいと思い立ち、
    日本でまだ誰も栽培を手掛けていないチコリなら他と競合しないのでチコリを
    この地で生産することに決めた。
    チコリの認知度が日本では大変低いため、チコリを少しでも広めるため
    「ちこり村」を建てた。

といったような内容でした。
特に、南米進出したきっかけや移民の日本人の方の表情が、
以前とはまるで違ってきてどなたも生き生きとした表情になったとのお話に感銘を受けました。


チコリの製造現場

1時からはチコリを作っている工場部分の見学です。
工場の周辺にお住まいの高齢者の方々を積極的に雇って働いてもらっているそうです。

製造されたチコリ

写真が「ちこり村」の工場で生産されたチコリです。
だいたい2週間ほどで食べごろのチコリが出来るそうです。

チコリ焼酎

葉っぱを収穫した後のチコリの根の方には、「イヌリン」という
糖尿病に効き目のある成分が含まれていて、
根っこを利用した、お茶、クッキー、コーヒー、焼酎等、
いろんな商品が開発され商品化されていました。

工場見学終了後、「この指とまれ・つながり逢いの会」平成19年度総会が行われました。

・平成19年度事業報告、収支決算の承認について
・平成20年度事業計画案、収支予算案の承認について
  平成20年度事業計画案は
    ○本物体験・・・会員が行っている体験、農作業を応援団としてお手伝い
      *5月10日前後、喬木村木下農園さんで「アスパラ狩り体験とお手伝い
      *7月上旬 大鹿村で陶芸体験とツル編み体験
      *10月下旬~11月上旬 りんごの葉摘み体験
    ○講演会(年1回)  などが予定されています。

・平成20年度の役員改選について
  この会の代表伊東和美さんは平成20年度の代表世話人の役を
  自身の年齢を理由に後進に譲りたいとおっしゃりましたが、
  会員一同留まるようお願いし引き続き平成20年度も代表世話人として
  留まっていただくこととなりました。
  副代表2名、会計1名、幹事3名、監事2名、事務局補助1名についても
  引き続き役員を続けていただくこととなりました。

・新会員の紹介
  根羽村、駒ヶ根市より1名づつ、2名が新しく会に入会されました。

※関連記事:‘むささび’の独り言 ~山のお宿からあれこれと~
(こちらも「この指とまれ」総会のレポートです。)

平成20年度もいろんな体験、研修が目白押しのこの会の活動に
ご興味を持たれた方、参加してみたいと思われた方はコメント欄に寄せて
いただくか、「民宿かわらしま」HPの問い合わせフォームよりご連絡下さい。
        

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