稚魚の放流 

カテゴリ:釣行記


きのうは下伊那漁協大鹿支部組合員による

大鹿村内の河川へ

イワナ・アマゴの稚魚を放流する日。

朝8時、組合員は村内にある中村養魚場へ集合です。



相方Uさんは昨年6月

大鹿へ移ってきたとき

真っ先にやったことが

下伊那漁協の組合員になることだったので、

きのうの放流事業への召集令状がきていたのです。


養魚場で5cm前後に育った

イワナ・アマゴの稚魚を

袋詰めする作業を組合員でおこないます。



養魚場にて




これがけっこうきつい作業みたいで、

袋詰めを終えたUさんは汗まみれで体が固まっていました。

「若いの、袋の口をゴムで結ぶの、やってくれって言われたんだけど、若いのって、え、誰?誰?え、わっしのことですか???」

で、まわりを見たら、確かに自分がいちばん若いんですよ。ちょっとショックかな」

とUさん。

「あと10年もしたら、放流する人、いなくなちゃうんじゃないかな」

と言っていました。




袋に入った稚魚たちは

組合員が手分けして

放流します。


放流する稚魚




河原嶋橋下




稚魚たちが生き延びることのできる場所が

たくさんあるところをみつけ、

放流~!!!!!!



放流中




すると、

川に放たれた稚魚たちは

捕食に没頭しはじめました。



放流した稚魚




「こいつら、腹ぺこなんですよ」

とUさん。

「育ちざかりだからね」

「というか、放流する日の前日からエサもらえないんです」

「へえ~」

「車酔いするんです。エサやると、吐いて、水が汚れて、酸欠で死んじゃいますから」


Uさんは神奈川県で放流に関わっていました。


「昔、それを知らない養魚場のバイトがエサやっちゃって。運んでいる途中で全滅したことがありました。みんな茫然としてました。魚にわが子のような愛着をもっている人たちばかりでしたからね」

たしかに、自分の手で放流した稚魚たちは、可愛くてしかたがありません。

Uさんと、しばらくのあいだ、群れている稚魚たちを見ていました。

それが、飽きないというか、いつまでも見ていたいんです。

というか、見守っていたいというか・・・




「複雑」

とUさん。

Uさんは、神奈川県の丹沢にはいないとされていた在来ヤマメを、

お友達と協力して、

在来かもしれないヤマメを、

見つけてしまった人です。

神奈川県立博物館に、そのヤマメが、

アルコール漬けにされて、

保存されています。


「夜中に、心配で目が覚めることがあります。放流されちゃうと、在来種がいなくなりますから」

そのUさんが放流をしているのですから

複雑でないわけがありません。



ともあれ、

稚魚さんたち、

出来る限り

多く生き延びてください。

そして

来シーズンの釣りを楽しませてください・・・



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2013年7月小渋川 釣行記(テンカラ) 

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定休日二日目、

Uさんは前日のリベンジ果たすべく

朝からアレキサンドラを

せっせと巻いていました~



タイイング1






玉虫色に怪しく光るピーコックソードと

赤のダッククイルの対比が美しい!



タイイング2





まじめにタイイングしているUさんの傍らで、

私はというと…


タイイング3






本気半分、遊び半分で

ブラックダックフライなるものを

巻いてみました~


フライ




さてさて、

役者は揃いました!

アレキサンドラとブラックダック?を引っ提げて

繰り出しましたのはいつもの新小渋橋下の小渋川です。




アマゴ



Uさんは見事アマゴを

アレキサンドラで釣り上げました~♪




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2013年7月鹿塩川 釣行記その1(テンカラ) 

カテゴリ:釣行記


家を出たのは午前11時。

「渓流釣りの夏は、足でかせげっていうけど、

それはエサ釣りのことです。テ

ンカラ釣りは真っ昼間に

大物が釣れます」とUさん。

きょう目指すのは鹿塩川。

まだ竿をいれていない区間をさぐる予定です。

河原嶋からくだって、

鹿塩川にそった林道に車を走らせていると、

川へ降りて行ゆくその道を、はじめて見つけたのでした。

「ちょっと、とまって。川へくだる道があるわよ」

「げげ! ほんとだ。なんで今まで気がつかなかったのだろう」

Uさんは車をバックさせると、その細い道に頭からつっこんで行ったのでした。

「だ、だいじょうぶ・・・車のおなか、こすってるけど」

「なにを言っているのですか。この世でいちばん大事なことは、魚を釣ることです」

Uさんは草原の空地に車をとめました。


「このあたりはポイントが解りやすいです。

きょうは、テンカラでお魚さんを釣っちゃいましょう」

Uさんは、どうしても私に毛バリで魚を釣らせたいのです。

「エサ釣りから毛バリに転向して、1、2シーズン、ボウズって人も珍しくはないですよ。とにかく、早く

毛バリで1匹を釣ることです。でないと、腕に憶えのあるエサ釣りに戻ってしまいますから」

「ははははあああ。エサ釣りも、腕に憶えがないんですけど」

「でも、何匹か釣りましたよね」

「はあ・・・」

「それが極めて危険なのです」




自分なりに魚がいそうなポイントを探し

イチ、ニィ、サン

イチ、ニィ、サンと

リズムを刻みながら

毛バリを送り込んでいきました。







7月の鹿塩川




「その振りこみで、そのリズムならば、魚さえ出れば、あんた、釣ちゃいますよ」

とUさんは言ってくれたけれど

疑心暗鬼に。

本当に毛バリで魚が釣れるのかしら…

と思い始めたころ、

先行していたUさんが

手招きしていました。


Uさんがいるあたりからは

瀬つづきだった川が

にわかに水深をましていました。

流れ込みから落ち込みまで、水が勢いよく流れてくだってゆく水底に、大きな石が沈んでいるのが、ぼんや

りと見えます。

「良型のイワナです。毛バリは見切られて、かえってしまいました。警戒をしている感じではなかったの

で、大きな毛バリに変えれば、たぶん釣れます。自分はだめです。その毛バリを持ち合わていませんか

ら」

Uさんは私の毛バリコレクション?を開けると、

黄色のマラブーを巻いたフライと、

ピーコックハールで着飾ったアレキサンドラというウェットフライをじっと見ていました。

どちらも大きい。

大きすぎて、私は使かう気がしなかったフライです。

・・・ちょっと、フライをやっていたこともありまして、

そのとき、買ったものです。

Uさんは、

「これ」

とアレキサンドラを手にしました。


夏は黒い毛バリの方が、魚の出が明らかにいいですから、とUさん。

「見切られた毛バリよりも、小さな毛バリに変えるのがフツーですけど、

フツーじゃだめなんです。なにしろ奴はすれきっていますから。フツーの逆をいって、倍返しです」


Uさんはあれよあれよという間に

私のテンカラ仕掛けに

アレキサンドラをくくりつけました。



「やって」

とUさん。

「流芯の向こう側です」

おそるおそる、

Uさんの毛バリを見切ったイワナ?が潜むポイントへ

大丈夫かなぁ…私のヘボな腕で…と案じつつ

アレキサンドラを送り込みました。


黒い大きな毛バリは、流れの向こう側に落ちました。

それから、流れの端に引っ張られて、

急流に乗って流されてゆきます。

「さすがアレキサンドラ! 流されてゆく姿勢が美しいです。川を悠然とわたってゆく貴婦人みたいだ」

「はあ・・・」

「そのまま流しきって!」

Uさんの檄が飛びます。

「きた!」

とUさん。

へっ??

どこどこ?

うわぁ~

ほんとだぁ~!!!

私の送り込んだアレキサンドラに

魚が食らいつきました!!!


生まれて初めて、

テンカラで魚をかけた瞬間ですが、

魚は流れに乗ってくだってゆきます。

Uさんはその魚よりも早く川をくだって、

タモを手にすると、魚を取り込んでくれたのでした~



24cmアマゴ
※クリックで写真拡大



タモに収まっていたのは、

24cmの幅広アマゴちゃんでした~♪





一生に一度きりの経験

生まれて初めての

テンカラでの釣果。



「アマゴだったんだ」

とUさん。

「それにしても、完璧な合わせでしたね」

へ??

なんのこと???

「アマゴは流れの真下から毛バリを襲って、

毛バリをくわえて、

川底に戻ろうとして、反転した瞬間に合わせがはいりましたから。すごいです」

じぇじぇじぇじぇじぇ!

「偶然です」

「よ! 生まれながらのテンカラ師」

「偶然だって」

「だったら、なおさら凄い! あのとき、神の領域にあんたは入っちゃってたんです」

「ま、まさかあ」

「ナンマイダブナンマイダブ・・・」

「や、やめてよ。手をあわすの」

Uさんは握手を求めてきました。

素直に嬉しかったです。

釣りって、いいなあ~


写真をとったあと、

アマゴを川にもどしました。



その夜。

この特別な日を

Uさんとエビス黒で乾杯しました~




エビス黒



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出ました~ 大岩魚 

カテゴリ:釣行記

Uです。

出ました~!
45センチのイワナです。
釣ったのは私ではありません。
昨日、彼に大物のいるその場所を教えたのは私です。
今朝、彼は早々に現物をしとめて私に見せに来ました。

うううう・・・

良かったね~って言っている顔がひっきつっていたかも。


もぐら 

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四囲を山にかこまれた河原嶋からみる夜空は井の中の蛙が見るそれのようだ。

壁に囲まれた天空に穴があいて、そこにひろがっていたのは空。

それも、無数の星が煌めいている夜空だ。

ある朝、その空を両脇にかかえたようにして、一匹のモグラが仰向けになって死んでおった。

俺はそいつが、なんとなく自分のような気がして、つまんで、草原へ、ぽいした。


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