降り注いでいる光 

カテゴリ:相方Uさんの記事

快晴。
笑っているうさぎ観音。
春、遠からじ。

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ありふれた日常 

カテゴリ:相方Uさんの記事

自分が死んじまったあと、俺愛用のグラスはどうなるのかな。
気にいった人があればもらわれて、そうでなければゴミ。
俺があるから、俺に価値をもらわれて、この世にあるものって、あると思う。
俺がいなくなれば、俺のまわりにある大部分はゴミ。
ゴミ。
それは自分にとって不要という意味ではないんだな。
俺がそいつらの価値を見出して、俺だけに価値のあるもの。
そいつらは、俺が焼き場で焼かれた瞬間に価値を失う。
いってみれば俺自身だ。
俺はひとり死ぬんじゃない。
俺が愛したそいつらと一緒だ。
この世を生きるって、自分の大切なものを、まもることじゃないのかな。
それは、あまりにもありふれた言葉だな。


グラス

生きているということ 

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オフクロは俺のすすむべき道を死に顔にうつして、初めてだが、叱咤ではなく、激励してくれているような感じだった。
「これが現生でお会いできる姿の最後」
葬儀屋のアナウンスが流れる。ほどなく、棺に蓋がされるだろう。
それまで、この世の実相に反抗して、オフクロの死でさえ傍観を装いたい俺だったが、オフクロの頬に手をあてていた。

冷たい。

妻が死んだあと、俺を心配して、俺の家へ「思いきって来た」という母。
あの当時でさえ、ほとんど歩けなかった。
きっと、よちよちと歩いて来たに違いない。
その母の訪れで、開けた玄関の扉。凍てつく風が吹き込んだ。
扉をしめ、母の手を握った。
骨と皮ばかりの、筋張った手は、驚くほど冷たかった。
こんな手で、俺のことを心配してくれているのか。

「当たり前だ」
オフクロの声が聞こえた。
俺は、ひとりの人を幸せにできたら、もういい。
それまでは、頑張る。

オフクロが死んだ翌日は上天気。
俺もいい天気の日に死にたいものだ。

オフクロが死んだ日はよい日。
俺が死んだ日もよい日。
日々、是好日。
何事もなし。