歓歴的生活 

カテゴリ:Iターン生活

自動演奏つき電子ピアノ。
安くはないのですが、車の購入を据え置きにすればいいかなと思ったわけです。
うどんカフェ河原嶋のコンセプトは、来店された方が南アルプスの山懐につつまれて癒されること。
そんなわけで、こちらからお客様へのアプローチはしないこと。
お客様の自由なイメージの邪魔をしないこと。
具体的には、店内から写真、絵、あるいは言葉をつづった額といった個人の自由なイメージに色を塗るようものを置かないこと。
そうすることで、お客様は河原嶋の大きな窓からみえる自然につつまれます。
当然、店内にはバックグランドミュージックといものもありません。
窓をあけると塩川の音や風の声がきこえてくるからです。
だのに、自動演奏つき電子ピアノを買ってしまったのは、自分のためなんです。
私はピアノが大好きで、1日じゅう聴いてきても飽きません。
今年、還暦になって、あと何年、店をやっていらるのかなと思ったとき、ピアノを聴きながら仕事をしたいと痛烈に思ったわけです。
自動演奏つきピアノは私自身のために買ったのです。
あと何年、仕事ができるのかわかりませんが、明るい気持で店をつづけられたらいいなと思います。
ところで、ピアノの影響は大きそうです。
メニューにも微妙に関係してきそうです。




山塩の源泉 

カテゴリ:相方Uさんの記事

大鹿村の特産といえば、なんといっても山塩です。
大鹿村の山奥で、なぜか塩分を含んだ鉱泉が湧き出しているのです。
この鉱泉を弱火で煮詰めてつくるのが山塩です。
山塩はニガリ成分をほとんど含んでいないので味はやまろやか。
お寿司屋さんのなかには、普通の塩で塩水をつくって、ニガリを飛ばすために煮立てて、冷ました塩水を鮨にさっと塗ってお客様に提供している店もあるのですが、大鹿村で湧き出している鉱泉水ならばそのまま使えます。
事実、この鉱泉の水をそのまま塗っているお寿司屋さんもあると聞きます。
河原嶋では、この鉱泉水を汲んできて、そのまま鍋に注いで、豚バラ肉と野菜を加え、あっという間の常世鍋を楽しんでいます。
なにしろニガリ成分をほとんど含んでいないので味はまろやか。
大鹿村だけでできる贅沢な鍋かもしれません。

大鹿村の塩の里で販売している山塩の原材料の鉱泉水は、鹿塩温泉内に湧いている塩分濃度の高い鉱泉水ですが、私有地ですので無断で汲むことはできません。
鹿塩温泉の鉱泉水よりも塩分濃度は低いですが、誰でも自由に汲むことができる場所があります。

塩の里から林道をのぼってくると写真の看板があります。
その看板の横に川にくだっていく道があります。鉱泉水の汲める場所はその先にあります。
その鉱泉水を煮詰めれば、もちろん山塩もできます。
そのまま料理にも使えます。
一番のおすめは、やはり「源泉常世鍋」です。
通常の常世鍋は、鍋に水を入れ、塩を一つまみいれて、豚バラ肉とホウレン草を加えた鍋ですが、大鹿村で湧き出している鉱泉の水ならば、そのまま鍋にそそいで、豚バラ肉と野菜をくわえれば常世鍋のできあがりです。
鉱泉水で鍋だなんで、贅沢だなと思います。



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御柱の斧入れ式 

カテゴリ:相方Uさんの記事

大鹿村に住み始めて4年目。
都会に暮らしていた頃、テレビ画面のなかの世界だった御柱の祭事に、まさか自分が関わろうとは、誰が想像したことでしょうか。
伐採されるまえの樅の樹。
見上げると梢がはるかに高くて、うっそうと生い茂っている葉を透かして降りてくる光の眩しいこと。
御柱になる樅の樹は道路側に倒れてもらいたいので、倒れる方向にある木は斧入れに先だって取り除かれます。
すべての準備が整うと、御柱のまえに祭壇が設けられました。
そして、御柱を伐採する道具と人とが、作業の安全を祈願してお祓いをうけます。
お神酒で献杯をしたあと、斧入れがはじまりました。
斧入れをする棟梁は小枝を胸に飾りました。
斧入れをする人は、昔からそうしてきたのだそうです。
樅の樹に斧が入りました。
そして、チェーンソウに持ち替えると、太い幹はまたたくまに切られていきます。
樅の樹が音をたてて倒れていくとき、誰もが声を失って、樅の樹の断末魔を見届けます。
樅の樹が地面につっぷつした瞬間、、幹はもんどりを打って波だち、やがて、深い静かな時が私たちを包みました。
それはほんの短い時間だったのかもしれません。
横たわった樅の樹に男たちは歩み寄ると、慣れた手つきで枝を切り落とし、皮を剥いでいきます。
露わになった木の芯からは瑞々しい水が染み出てきました。
この樹は確か生きていて、森のなかに根をはっていたのです。
棟梁は胸に飾っていた小枝を切り株に継ぎました。
倒された樅の樹は死んだのではありませんでした。
その命は切り株に継がれた小枝が受け継ぎます。
このおもいが御柱の祭礼の底流にあるんですね。

ところで、来春の4月、この御柱を葦原神社まで人力で運びます。
それを「里びき」というのだそうです。
めでたい事なので、大鹿村に住んでいなくても、誰でも引けるそうです。
日取りはまだ決まっていませんが、御柱を引いてみたい方がおられましたら、河原嶋に連絡をください。
ご案内させて頂きます。






                                

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冬の河原嶋 

カテゴリ:調理師学校

河原嶋は12月から冬営業になりまして、来春まで予約制の店になります。
今日は冬営業になりまして、初めて、ご予約を頂いていたお客様の来られる日でしたが、朝から雪の舞う寒空。
河原嶋は山奥にありますから、無事に着いてくれることを祈りつつ、薪ストーブを焚いてお待ちしておりましたところへ、お客様のご到着です。
河原嶋にくるまえに、鹿塩温泉で塩の温泉にはいってきたとのことでして、皆さま、お顔をぴかぴかにしてのご来店。
河原嶋は3名様の貸し切り。
温泉も貸し切りだったそうです。
観光のOFFシーズンが、大鹿村を最もゆっくりと楽しめる季節なのかもしれません。
ちなみに、小渋温泉の日帰り入浴は11月いっぱいで営業は終わりまして、来春の4月1日から再び営業がはじまります。
鹿塩温泉の山塩館(0265-39-1010)と、塩湯荘(0265-39-2316)は、都合により入浴できない場合もございますので、必ずお電話にてご確認の上、お越しください。
蛇足になりますが、1時間半コースの指圧の予約も河原嶋で承っています。
3名様は河原嶋に2時間半ほどおられまして、ご機嫌、麗しくお帰りなられました。
夕方になって、店の電気を消すと、薪ストーブの赤い炎が一日の終わりを告げておりました。


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帝王卵 

カテゴリ:相方Uさんの記事

松川町のモナリンで大鹿村の物産展をやることになりまして、大鹿村の物で何かを作らなければならなくなりました。
目をつけたのは大鹿村の農家の庭先で走りまわっている鶏の卵。
この卵、凄いんです。
なにが凄いって、殻がなかなか割れないんです。
卵にヒビをいれて、両方の手の親指をあてて卵を開くようにして、ようやく器に落ちてくる 黄味は黄金色で真ん丸。
ころんとしているんです。箸でつまんだくらいでは割れません。
この卵は、まさに元気のかたまり。
河原嶋では、この卵を帝王卵といっています。
なぜって、雌鶏、何十羽に対して、雄鶏は1羽。
まさに君臨しているんです。
帝王卵を食べて、私も鶏さんの元気をもらうことにしましょう


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