カテゴリ:Iターン生活

臨時休業のお知らせ
6月13日(月)は、申し訳ありませんが、都合により休業させて頂きます。

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その翌日になりますが、今年も大鹿村で弦楽四重奏+ギター共演のコンサートが開催されます。
ギターの篠原正志さんは長野市の出身で、第16回東京国際ギターコンクールで第1位を受賞。数々のCDをリリースされています。

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弦楽四重奏の女性4人は「ルーダスカルテット」


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第1バイオリンの鍋谷里香さんは、ウィーン市立音楽院ヴァイオリン科、室内楽科、共に最優秀賞を得て卒業をされています。
第2バイオリンの青木るねさんは、神奈川フィルハーモニー管弦楽団団員で、フォアシュピーラーを務めます。
楽団というのは凄い競争の世界だそうでして、演奏のときの席順は実力によって厳格に決められていて、一番まえで演奏できるのがトップ奏者。
フォアシュピーラーというのは、トップ奏者の隣で演奏する資格のある人という意味だそうです。
ビオラの村松伸枝さんは神奈川フィルハーモニー管弦楽団団員で、バイオリンのソリストとしても活躍されています。
チェロのたのうち惠美さんは、横浜音楽文化協会会員で、Ensemble たのシックを主宰されています。

日時:6月14日(火)午後7時開演。開場は午後6時半。
入場無料。大鹿村の方でなくても入場できます。
場所は大鹿村交流センター。
演奏会は午後8時40分前後に終了の予定です。
お問い合わせは大鹿村公民館☎0265-39-2100(土、日は休館)
なお、未就学児の入場は、恐れ入りますが、ご遠慮ください。
ちょっと長くなりますが、演奏する曲と、その解説を添付しておきます。
ご興味のある方は、眼を通してみてください。



皆さま、はじめまして、ルーダスカルテットの村松です。
今回のテーマは花。花は、どんなことがあっても必ず咲くものです。そんな思いをこめて演奏させて頂きます。
曲目はクラシックから映画音楽まで、幅広いジャンルからピックアップさせて頂きました。。

1 モーツァルト(1756~1791)  ディベルティメント 第1番 K136 第1楽章
神童とよばれたモーツァルトの16歳のときの作品。ディベルティメントは喜遊曲と訳されていて、当時、貴族の家で祝い事があっとき、食事のさいに演奏されていました。
来たるべき春を予感させるような喜びに満ち溢れた旋律。
いつまでも健やかに! のメッセージをこめて演奏させて頂きます。

2 チャイコクフスキー(1840~1893)  第1番op11 第2楽章『アンダンテ・カンタービレ』
バレエ音楽「白鳥の湖」「眠れる森の美女」「くるみ割り人形」や交響曲「悲愴」でも知られているロシアの作曲家。
1876年12月。文豪トルストイはモスクワを訪れます。敬意を表したピアニストのルービンシュタインは特別演奏会を催して、この曲を演奏しました。
客席でチャイコフスキーの隣にすわて聴いていたトルストイは、感動のあまり涙を流したといいます。
チャイコフスキー自身、その特別演奏会の10年後の46歳のとき、日記に「あの時ほど喜びと感動を持って作曲家として誇りを抱いた事は、おそらく私の生涯に二度とないだろう」と記しています。
演奏者の私は、行ったことのない広大なロシアの憧れの地、サンクトペテルブルク(旧 レニングラード)の風景を思い描き、頭のなかはミルキーホワイトに染まります。

3 楽器紹介  
 ◇スペイン歌曲『すみれの花売り娘』(ヴィオラソロ&ギター伴奏)
1920年代のスペインのヒット曲。1931年、チャールズ・チャップリンが『街の灯』にこの曲を使っています。
日本では古くから宝塚歌劇のレビュー「花詩集」の主題歌として歌われていて、シャンソンとしても知られています。
最近では大貫妙子が「美しい人」というタイトルで曲に詩をつけて歌っています。
ちなみに、すみれの花はマドリードの名物。すみれの花を砂糖漬けにしたり、キャンディにして食べたりと、マドリードの人たちは、それほどすみれを大切にしているんですね。
私は、すみれの紫色はベルベットのワンピースを思いうかべます。学芸会やお稽古の発表会、七五三につながる大切な色です。   
◇マンシーニ(1924~1994)ひまわり(ギターソロ)
イタリア、フランス、ロシアの合作映画『ひまわり』は、女優、ソフィアローレンの代表作になりました。
エンディングの地平線にまでおよぶ広大なひまわり畑が印象的で、演奏者の私は夏休みのプールを思い浮かべます。

4 フランスの花   
◇デーレ(1883~1965)すみれの花咲くころ
昭和5年、宝塚少女歌劇のレビュー『パリゼット』の主題歌として作られました。
夢見るような旋律は、まさに「ベルバラ」の世界。
この曲は今日に至るまで宝塚を代表する歌のひとつになっています。

◇モーリア(1925~2006)バラ色のメヌエット
1975年発売のアルバム「巴里にひとり」のなかの一曲。
日本では橋田寿賀子脚本、八千草薫主演のTBSドラマ「女の言い分」のテーマ曲に使われていたように、ドラマチックでスリリングな旋律は波乱を予感させますが、全体をつつむ明るい雰囲気は、元気でいけばなんとかなるさ! とでもいっているようで、私のお気に入りの曲のひとつになっています。

◇モルガン オリーブの首飾り
大阪で万国博覧会が催されていた1970年代、、ヨーロッパで大ヒットしたディスコナンバー「嘆きのビンボー」を、ポールモーリアがオーケストラ版として世界中に広めました。
日本ではマジック界を代表する松旭斎すみえが、この曲をマジック中のBGMに起用したこから、手品のBGMとしても定着しました。流れるような軽快な旋律、スピード感は、いかにも我が道をいくといった感じです。
私も、我が道をいくマジシャンになったつもりで演奏させて頂きます。

5 チャイコクフスキー  バレエ「クルミ割り人形」より『花のワルツ』
クリスマスイブのお話.。
主人公は永遠の少女クララ。
そのクララがクリスマスプレゼントで貰ったのは、無骨だが愛嬌のある「くるみ割り人形」。
イブの夜。ネズミの大群と戦う「クルミ割り人形」。
スリッパを投げて一緒に応戦するクララ。
ネズミの大群に勝利すると、「くるみ割り人形」は素敵な王子様に変身しました。
王子様は、お礼にクララをお菓子の国へご招待。
お菓子の国の舞踏会は「花のワルツ」。
全体をつつむ華やかな旋律。中間部は悲しげになりますが、それは素晴らし結末への序章にすぎません。
幸福の源は元気なこと。それをこの曲が教えてくれているようです。

<休憩>

6 ラヴェル(1875~1937)「弦楽四重奏曲op10 第1楽章」
ラヴェルはオーケストラの魔術師といわれています。フランスの代表的な作曲家で、代表作の「ボレロ」は、バレエ音楽として作曲されたましたが、オーケストラのみでも世界中で演奏されて愛されています。
そのラヴェルの数少ない、編成の小さい室内楽の名曲です。
発表されたのは1904年。当時、多くの音楽関係者達が20代の若きラヴェルの才能を讃えましたが、1910年に楽譜が出版される際、ラヴェルは、より完成度を目指して改訂をしています。
それほど、ラヴェルにとって大切な曲だったんですね。
1983年、スペイン映画の名作『エル・スール』に、この曲が使われています。
私はラヴェルの曲を弾くと、音の魔法にかかってしまい「魔法使いの弟子」になった気分になります。

7 日本の花

◇作曲・山田 / 作詞・北原白秋 『からたちの花』   

◇作詞、作曲 さだまさし(1952~)『秋桜』
弱々しくみえるけれど、芯が強くて優しい母をコスモスに例えた「さだまさし」の名作。
 
◇作曲・團伊玖磨(1923~2001)/ 作詞・江間章子(1913~2005)『花の街』
昭和22年。戦後の荒廃のなかにあった東京。
江間は「今に東京も花咲く街になってほしい」という願いを込めて、この詩を書きました。
この詩に曲をつけたのは團伊玖磨。当時23歳。
詩に眼をとおすと、当時の人たちの切ないおもいが伝わってくるようです。
【歌詞】
七色の谷を越えて 流れて行く  風のリボン 輪になって  輪になって かけていったよ 歌いながら  かけていったよ
美しい海を見たよ あふれていた  花の街よ 輪になって  輪になって 踊っていたよ 春よ春よと  踊っていたよ 
すみれ色してた窓で 泣いていたよ  街の角で 輪になって  輪になって 春の夕暮れ ひとりさびしくないていたよ

8 映画の花  

◇作曲・久石譲(1950~) / 作詞・ドリアン助川 魔女の宅急便より『旅立ち』(旅立ちの歌)
勇気をくれる曲です。人は誰もが咲かせる花をもっている。その花を、皆さん、ぜひ、咲かせましょう。   

◇メンケン(1949~)『美女と野獣』
<あらすじ>
森のおくの城に住んでいた我がままな王子は、一晩の宿を頼んだ老女を冷たくあしらいます。
じつは、その老女は魔法使いだったのです。
老女は、心の冷たい王子に魔法をかけて野獣にし、召使いたちは家財道具にしてしまいます。
魔法使いがおいていった一輪のバラの花が全て散るまでに、王子が心の優しい人になって、真実の愛をもった娘に会わないと、王子は元にはもどらない魔法をかけられていました。
村に住む娘、空想家で父親おもいのベルは、野獣となった王子と出会い・・・
数あるディズニー作品のなかでも、私のもっとも好きなミュージカル。
ベルの歌声をイメージして演奏しています。   

◇モリコーネ(1928~)『ニューシネマパラダイス』   
<あらすじ>
映画監督のサルヴァトーレは幼少時代をシチリア島で過ごしていました。そこには村で唯一の娯楽施設で、教会兼用の映画館がありました。
サルヴァトーレは、そこで映写技師として働くアルフレードと知り合います。
サルヴァトーレの感傷、郷愁、映画へのおもいを、モリコーネが哀しくも優しいメロディで描きます。
私の楽器は、優しく、哀しく鳴りだします。

9 ヴィヴァルディ(1678~1741) ギターコンチェルト ニ長調
ヴィヴァルディというと『四季』のイメージが強いですが、この曲は映画「クレイマークレイマー」にも使われて、世界中で親しまれています。
ヴィヴァルディが活躍したバロック時代の曲は、いろいろと作法があるので、いつもよりアンテナを高くして、細心の注意をして演奏をするように心がけています。




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