海にかえる 

カテゴリ:相方Uさんの記事

一日の終わりを告げる雲。

1仲間

川向こうからは、ガーガーと濁音で鳴いている鳥の声が聞こえます。
田んぼに眼をやると、赤とんぼが飛んでいます。
そして、心臓の真っただ中を貫いて聞こえているのは塩川の声。
それほど強い響きなのに、ふだんは聞こえないんです。
でも、意識すると聞こえる。

自分、還暦を過ぎまして、ときどき死ぬ練習をしてみる。
すると、鳥、トンボ、よく出没するヘビ、これから大変に迷惑をするカメムシ、雲、川、石、目に映るすべてが懐かしくて、ありがとうって感じになります。
自分はここから去るんですよね。

地球は、みんなの家。
そこで生まれて、死んでく。
でも、これも永遠に繰り返さない。

やがて宇宙はクォークの海になるらしい。
アントロピーの法則。
大切にしている焼き物。
いま、形でいるほうが難しい。
壊れて、粉になって、単純な元素になりたい。
自分の肉体も、そのほうが楽だと思う。

地球もなくなって、宇宙はクォークの海になる、
それは子守歌。
好きだった人も、嫌いだった人もない。
大嫌いなヘビも、蜘蛛も、栗の木も、岩も、海も、クジラも、みんな分解されて、クォークになってこの宇宙を漂い満たす。
それは救い。
みんなひとつになる。

山奥で暮らしていると、ときどきこんなことが頭にうかんできます。

きょうもいい一日でした。
ありがとうございます。

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