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畑を耕して天に至る 

カテゴリ:相方Uさんの記事

自治会費の集金がてら村内をまわりました。
昼間、みなさまは畑にでているので、夕方に行くのですが、こんなことでもないと日没まじかに河原嶋の上にいくこともありません。
河原嶋は塩川谷にあるので、むき出しの自然の脅威からは護られていますが、ほかの自治の人たちが住んでいる家は、南アルプスを正面にのぞむ山の斜面にありますから、雨風をまともに受ける場所に建っています。
その南アルプス稜線からは、灰色の雲が湧きあがって、今にも降りだしそうな雲が頭上に押しよせていました。
これは凄い雨が降るのかな、と思っていましたが、なにもせずに上空をわたっていきます。
そんな広大な空のしたで独り暮らしをしている人は、畑と契りを結んだ人。
連れ合いに先立たれて、ひとりになり、子をたよって山を降りたけれど、また山にもどってきたひと。
そには懐かしく、愛おしい畑がありました。
畑からできる作物で、育てあげた子供たちは、山をおりていきました。
連れ合いは、その畑から天にのぼっていきました。
ひとり、きょうも畑。
畑を耕して、天に至るひとが暮らしている山の懐。

1おおしか

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