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繭かき-大鹿村 養蚕農家訪問記 

カテゴリ:お蚕さま(養蚕関係)

大鹿村最後の養蚕農家 紙谷さんから
「今日秋蚕の繭かきをやるよ~」とお電話をいただき、
カメラ片手に喜び勇んで出かけてきました。

春蚕、夏蚕共に、繭かきの作業だけはまだ見せてもらっていなかったので、
どのような感じで繭をまぶしから取り出すのか興味津々でした。



繭かき1

紙製のまぶし1列ごとに紙谷さんお手製の繭を押し出す道具で
上から繭を下へ押し出してゆきます。


繭かき2

横から見た繭かきの作業です。


繭かき3

押し出した繭はまぶしを折りたたんでから
手で掻きだしてかごの中へ落としてゆきます。


紙谷さんちではすべて手作業で繭かき作業を行っているとのこと。

明日、取り出した繭の毛羽を毛羽とり機にかけて毛羽を取り除き、
29日に農協へ出荷されるそうです。




(ちょっとショックな話・・・)
今回の秋蚕は今まで経験したことが無いほど
繭の数が少なかったとのこと.....

もしかしたら春蚕の収穫量の1/3くらいしか無いかもしれない、と
紙谷さんは浮かない顔をなさっていらっしゃいました。

1/3の収穫量だと種代(お蚕さんの卵の代金)もでない、
労力がまるで無駄だよ~、なんて、おっしゃっておられて
かなり気落ちされていらっしゃいました。

蚕の品種のせいなのか、
飼い方によるものなのか、
理由はさっぱり解らないとのこと。

繭の出荷先の農協から今朝電話が入り
下の街で養蚕をやっている皆さんも
今回の秋蚕は成績が悪かったと言ってたとのこと。

紙谷さんところだけに限ったことではないのでしたら
きっと天候・気候のせいですよ~などど
慰めにも何もならないような言葉を探して励ますのが精一杯でした。

ポツリと、もうこれで最後かなぁ....とおっしゃられて
何も力になれない自分がほんと悔しいと思いました。



さくらちゃん

帰り際、蚕室の板戸上からさくらちゃんが
「ニャー~」っと名残惜しげに声をかけてくれたと思ったのは
私の気のせいでしょうか。


大鹿村の養蚕の灯が消えようとしています・・・・・




テーマ : 田舎暮らし日記 ジャンル : ライフ

コメント

秋繭の数が少なかったとは、
養蚕家の方々には、大変ショックだったと心痛みますね~
やっぱり、最近の気候の変化でしょうか?

ちょっと分からなかったのですが、
蚕さまたちは、最初は春繭さんたちと同じ数でスタートなんですよね?
それで、最後、繭になった数が、違うってことで、それは、繭を作る前に、
そうとう数の蚕さまたちが、死んじゃったってことですか?
たとえば、餌をたくさん食べていたけど、いざ繭作りのときに死亡されたとか!?
う~ん、残念ですね~e-263

miyukiさん>
今回の秋蚕は今までのお蚕さんと量てきには同じだったおうですが、
とにかく成長が遅く、食が細くて桑の葉っぱをなかなか食べなかったとおっしゃってました。
なので、全体的に弱っちい蚕さんだったそうです。
弱いお蚕さんだと繭もなかなか作らず、
またようやく繭を作っても途中で死んでしまって
いわゆる「下繭」という商品価値のない繭になったりします。

これが気候のせいなのか、蚕の品種にあった飼育方法ではなかったのか、
紙谷さんはわからない、と頭をかかえてらっしゃいました。

なので、かなり落ち込まれて、
もう今年で終わりにしようかなぁ....とボソッとおっしゃったのだと思います。

ほんとうに残念でたまらないです。

そんな~

うぁ~ショックです
原因は何だろうね

私は品種じゃないかな~と、思うのですが、でもわかんないね

私が、春に人工飼料をメインに食べさせる蚕を農工大から頂いて、きれいに全滅させた覚えがあるので、蚕によって差が出るのは有り得るかも

今回の失敗を恐れずに頑張って頂けたらと思いますが~

やっぱりショック~

かいこさん>
紙谷さんは70年近く養蚕をやってきて、
何が原因だかわからないと頭を抱えていらっしゃいました。

また下伊那の稚蚕の飼育所がどうやらやめるそうなんです。
そのあたりも養蚕農家にとって逆風となっているようで...

また曙は飼いにくいという話をかいこさんから聞いていたので
その話もしたのですが。
蚕の品種は養蚕農家側ではまったく選べないみたいです。

ほんと、なんとか続けて欲しいと切に思ってますが、こればっかりは紙谷さんの意思次第ですのでねぇ....

私もショックですぅ~v-406

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