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古民家再生物語その5-とんとん拍子 

カテゴリ:古民家再生物語

古民家再生物語を始めます前に

記事で掲載している写真についてお話をしたいと思います。

その当時はまだまだデジタルカメラよりフィルムカメラの方が主流で、

こちらの記事に掲載している写真はすべてフィルムで撮影したものです。

フィルムで撮影するとその後現像代やプリント代が発生しますので、

今のデジカメのようにやたらとシャッターを押すような撮り方はせず、

1シーンにつき1カット撮影と、厳選して撮っていました~。

古民家を改築中の写真アルバムを引っ張り出してきて改めて見ていますが

いろんな事があった割りに写真は少ないですね...

あの場面やあのシーンも写真に残しておけばよかった、と

今更ながら後悔しております。

壊してしまったもの、なくなってしまったものはもう二度と戻らないのですから

ホント、もっともっと写真を撮っとけばよかったですね。


さて、それでは

「古民家再生物語その5-とんとん拍子」

始めます~

※今回の記事は写真が少ないです。



玄関ドアから顔を覗かせたAさんは奥様より話を聞かれていたそうで、

我々を快く迎えて下さいました。


「村内の古民家を買い取り、

改築して宿泊業を開業したいと考えている。

最近宿泊業の許可基準について教えて欲しい」


と訪問した理由をお話させていただきましたところ、

Aさんより思いがけないお話を伺うことになりました~




「自分は元大工で、横浜で工務店を経営していた。

その工務店は息子に譲りゆっくりと田舎で生活を楽しむために大鹿村へIターンした。


古民家、古民具、骨董などに興味があり、

つい最近、古屋を解体一部移築して宿泊施設を自分で建てた。」



との内容で、

思わず次の瞬間には



「その宿泊施設を是非見せて下さいっ!!」



と発言しておりました~。



Aさんに案内していただいた宿泊施設を一目見るなり

古民家フェチの私の心はときめきました~


Aさんの宿


玄関の扉になんとくぐり戸が取り付けられており、並々ならぬこだわりが見られます。

そのくぐり戸をくぐって室内へ入りますと、

八畳ほどの板の間に囲炉裏が切ってありました。

囲炉裏はちろんのこと、囲炉裏に下がっている自在鉤も

Aさん自身の手によるものとの事。


板の間には自炊ができるように台所が設けられておりました。

食器が収納されているのはモチロン古民具の水屋箪笥です!


板の間に続いて8帖の畳の間があり、

古民具の箪笥が当然のように置いてありました。

その上には古民具の糸車、座繰り等々がディスプレイされており

誰もが思い描く「これぞ古民家!!」とっいったような

夢のような光景が広がっておりました。




ひとしきり見せていただいた後、

我々の心はもう決まっておりました~!


Aさんに我々の古民家の改築工事をお願いしよう!

と。



再びAさんの居宅居間へ戻り、

こちらから話を切り出しました。


「私達が購入した古民家の改築工事を請け負っていただけないでしょうか?」


もっとも大事な費用面については


「正直、現在は古民家購入でほとんど手持ち資金が無いが

開業予定は4年後なのでその間長い期間かけて改築工事をやって欲しい。

サラリーマンで得られる収入にて随時工事費をお支払いしたい。

収入から捻出したとして、だいたいの大まかな予算概算は2000万ほど。」

とお話しました。


Aさん自身も、のんびり田舎生活を送っている身なので、

毎日現場でフルに仕事をこなすのはキツイ、

長い期間でコツコツ直していくのなら出来そうだと、

乗り気になって下さいました!


そして費用面についても

2000万の範囲内で出来るように最大限知恵を絞って努力すると言って下さいました。




東京へ戻る途中にちょこっと許可申請についてお話を伺うだけだったのに、

改築工事をやっていただく方がこのようにとんとん拍子で決まってしまったのです~!


古民家を手に入れたものの、

改築工事についてがやはり一番懸念材料でありました。

そして費用についても出せる金額には限界がありましたので、

一気に両方の問題がクリアされて

その時我々としては飛び上がらんばかりの気持ちでした。





東京へ戻ってから次の週末がくるのがなんと待ち遠しかったことでしょうか。

古民家再生の本をいろいろ購入してあれこれと再生への夢を描き

高ぶる気持ちを抑えました。


そして、再び週末が訪れます。

Aさんに我々が購入した古民家を見てもらいました!

天井裏の梁をご覧になった途端、

Aさんは

「すぐにでも工事を始めましょう!!」

と俄然やる気になられた様子...

Aさんの職人魂にどうやら火がついたようでした。



その後、具体的な話が始まります。

こちらの希望をまずはお伝えしました。


・土間をダイニングルームにしてテラコッタ貼りにする

・客室は全洋室、板張り、畳の部屋は無し

・薪ストーブと囲炉裏を設置

・壁は腰板&漆喰

・サッシはペアガラス



そして、古民家で宿をやりたいと思うきっかけとなった、

M友人夫妻の福知山の洋風に改築された古民家の写真をお見せして、

このようなイメージで改築したいとお話しました。




7月上旬頃、Aさんより

改築の間取り図が出来上がったと連絡が入り、

その週末Aさん宅へ伺って図面を見せていただきました。


改築平面図


改築の間取り図を実際目にしますと

自分達の古民家が、

あの衝撃を受けたM友人夫妻の古民家別荘へ

一歩近づいたような気がしました。


そしてAさんより

「8月に入ったら工事を始めたい。

8月上旬は丁度横浜の工務店をやっている息子と従業員の手が空いているので

呼び寄せて解体工事を手伝ってもらいたい」

と言われました。

今回の古民家の再生工事ではまずは天井、壁、床等を壊すことから始まり、

それには人手がいるとの事。

我々としてはあまりの急展開に少し戸惑いながらも

結局はそのスケジュールで工事を始めていただくことで同意しました。




8月に入り、Aさんより東京の自宅へ

「工事を始めましたよ~!」


と電話が入りました。

これから約2年に渡る古民家再生工事はこうして始まったのです。


To Be Continued...

テーマ : 田舎暮らし日記 ジャンル : ライフ

コメント

Re: 古民家再生物語その5-とんとん拍子

Aさんというステキな方との出会い!
恵まれてましたね~
これもきっとメルママさんとご主人の日頃の行いが
良かったからじゃないでしょうか~?
やっぱり一度まわり始めた歯車、かみ合ってどんどんいい方向に
回っていかれたんでしょう~
次回もとっても、楽しみ!
この記事、何かの雑誌に経験談で掲載してもいいと思います♪
臨場感のあるいい記事だと思いますよ~!

miyukiさんへ

大鹿村の物件にそれだけ「ご縁」があったということでしょうね、きっと。

「縁」があるといい方へいい方へと物事が運んでゆくような気がします。

もちろん逆のパターンもいろいろ体験しておりますが...

臨場感がありますかぁ~?
そういっていただけると励みになります!

Re: 古民家再生物語その5-とんとん拍子

興味深く読ませていただいています。
次回も楽しみにしています。

takechanさんへ

読んでくださってありがとうございます!

次からはいよいよ再生の話が書けるかと...

実に長い前フリでしたよね~^_^;

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