古民家再生物語その6-破壊は再生の始まり 

カテゴリ:古民家再生物語

古民家再生物語を記事にしてから、

同じ村の人からたまぁに「読んでます!」と言われることがあります~。

嬉しい反面、恥ずかしい!という気持ちもあります、

っていうか、「恥ずかしい」という気持ちの方がほとんどかも....


でも、「楽しく読んでます!」と言われると、

やっぱり嬉しい気持ちがグーンと勝ってしまいますね~!

自分て単純な人間、と思う瞬間であります~。




さてさて、それでは


「古民家再生物語その6-破壊は再生の始まり」


いきます!

2003年8月上旬、

我々が東京にいる間に古民家再生工事は始まりました。



工事請負メンバー
※工事に携わったメンバー


Aさんを筆頭に、Aさんの息子さんと従業員の方2名、

そして村在住の人1名の総勢5名でとりかかった

最初のミッションは


「破壊せよ!!」


です~。


破壊工作開始の現場には残念ながら立ち会えなかったので、

この辺りのお話はAさんより電話で伺った内容なのですが、


まず最初に天井板の破壊から着手したとのこと。

天井板を破壊すると屋根裏に巣食っていたハクビシンの糞が

ドサァ~とすぐ下にいる人目掛けて落下してきて

それはそれはものすごいことになったそうです....



天井のあちこちに変なシミが浮き出ているなぁ~と思っていたのですが、

それらはすべてハクビシンの糞尿によるものだったのです~。


しかしながら、Aさん達メンバーはハクビシンの糞の落下に臆することなく

天井板を1枚、また1枚と破壊してゆき

今まで隠れて見えなかった見事な梁組が徐々に現れてくるのに興奮を押さえつつ

メンバーが一丸となって次々と天井板を破壊したそうです。



Aさんから工事が始まったと電話を戴いたとき、

「すごい梁組みが見えましたよ!!」と興奮気味におっしゃられていたのが

いまでも鮮明に記憶に残っております。




工事が始まった週末、金曜日の夜にはもちろんのこと我々も駆けつけました!!

車で大鹿の古民家へ向かう道中、

いったいどんな風になってしまったのだろうか

期待と興奮

そして、あの懐かしい感じがした部屋はもう見られないんだなぁ~という

一抹の寂しさ

を感じておりました。




再生工事の始まった我々の古民家へ足を踏み入れて、

電気を点灯した瞬間...


天井板が無くなった古民家
※クリックで拡大表示


うわぁあ!!


スッゲェ太い梁ぃ!!!



この古民家の購入を決めた見事な太い梁を目の当たりにしたのです。


この時は本当にこの古民家を購入して良かった~!!と

メルパパと手を取り合って?心から喜びました。



我々の古民家再生工事は、なるべく費用を押さえるために

我々夫婦も出来る範囲でお手伝いをさせてもらうことになっており

ほぼ毎週末、金曜の夜から日曜日は大鹿の古民家へ通いました。

その為には寝泊りする場所が必要ですので、

古民家の東側にある台所、ダイニング、6畳の畳の間の3部屋については

手を付けずにそのままの状態にしてもらってました。


再生工事の現場から、寝泊りする為の古いままの部屋へ入って建具を閉めてしまうと

再生工事が始まったことがなんだか夢のような、

信じられないようなそんな気持ちがしたものです...



翌日の土曜日、

朝9時頃にAさんと工作メンバー4名が

さらなる破壊工作を行なう為に来られました!!

メルパパも破壊工作員のメンバーとして加わり

天井板を落とす作業ではしっかりハクビシンの糞の洗礼を浴びてました~



天井板をあらかた落としましたら次なる作業は壁の破壊です!

古民家ですので、そんなに壁は多くはないのですが、

土間とたたみの部屋との間の壁、

南側土間の倉庫の壁、

風呂場の破壊等々、

いろいろと破壊作業が続きます~。


メルパパはというと、

南側壁の破壊2 南側壁の破壊1
※クリックで拡大表示

Aさんより南側の外壁の破壊命令を下されまして、

木槌片手に破壊作業を行います~。

少し高い所での作業ですので、

慣れない作業に落下したりしないか、冷や冷やしながら見守ったものでしたね....



メルパパは破壊工作員として着々と作業をこなしてゆきます。

私はというと、力作業はからっきしダメですので

破壊工作で発生したゴミ(あまり重くないもの)を建物外へ運ぶ作業を仰せつかり、

せっせとゴミを何往復もして外へ運び出しました~。



しばらくゴミ出し作業を行なっていましたところ、

Aさんより新しい指示が下されました。

古民家ですから、古い襖の建具がたくさんありまして

枠のしっかりしている建具は使えるから汚れた襖紙だけ剥がす作業です。


正直、ゴミ出し作業もなかなか体力的にキツイところがあったので、

襖紙をはがす作業にはすぐ飛びつきましたね~



古い襖って、何枚も何枚も襖紙を重ねて貼ってあるので

一気に全部ビリって剥がすことは出来ないってことをこの作業で知りました。

破壊工作を皆さんが景気よくやっている横で、

私はちまちまと襖紙を破いていました...


襖の中でもすごく古そうな襖の紙を1枚剥がしたところで


「・・・・?」


襖紙を破いていた手が一瞬止まりました。


「えっ?何 コレっ?」


あわてて、破壊作業中のメルパパを呼びに行きます!



「ちょっと、ちょっとすぐ見て欲しいんだけど!!」



メルパパも私のただならぬ様子に何があったのかと、

破壊作業を中断し襖の前まで駆けつけました!



「これって、すごくない~?」


古い古い襖の紙を1枚めくって現れたものは


襖紙として使用されていた、

江戸時代、天保年間の暦


だったのです!!



To Be Continued...


テーマ : 田舎暮らし日記 ジャンル : ライフ

コメント

Re: 古民家再生物語その6-破壊は再生の始まり

いつも楽しみに拝見していますが
特に『古民家再生物語』の時は、ワクワクします。

今回もまた意外な展開がぁ~~
天保年間の暦…わずかながらも国文学をかじった者としては興奮しますッ!!
襖の下張りに古い暦…紙って貴重品だったんですよねぇ。

あぁ、続きが気になりますぅ~。

Re: 古民家再生物語その6-破壊は再生の始まり

なんだか、宝探しの域にも入って来ましたね~
ますますもって興味津々です。

そしていつもいいところで続く・・・
脚本家になれるんじゃない!?

ハクビシンのう○こって、臭いの?

紫月さんへ

ワクワクして読んでいただけるなんて、嬉しいっス!

天保年間どころか文政年間の暦とかも出てきたのですよ~
そのときは本当に興奮しましたね~

一度よかったら我が家へ遊びにいらして下さいな~
江戸時代の暦、大事に取ってありますのでお見せしますよ!

miyukiさんへ

骨董的価値はまるで無いでしょうけど、
我々にとってはほんと宝物みたいなものが結構出てきたんですよ~
次のお話ではその辺りを書こうかなって思ってます。

いつもいいところで終わってますか~?
あまり深く考えてはいないんですけどねぇ~(笑)

ハクビシンのウン○ですが、ハクビシンが出没しなくなって半年ほど経っていたので
ウン○の方も古くなっており、臭いはそんなでもなかったそうです。(メルパパ談)

Re: 古民家再生物語その6-破壊は再生の始まり

天保年間の暦って凄いですね!
今度、機会があったら見せていただきたいなと思いました。

takechanさんへ

江戸時代の暦、江戸時代の護摩札、明治時代の教科書などなど、
屋根裏や蔵からいろんなものが出てきました~。

今度うちへ立ち寄られた時によかったらお見せしますよ~

江戸時代の落書きもあります!

Re: 古民家再生物語その6-破壊は再生の始まり

おお~、なんと面白そうな!

囲炉裏の間かダイニングにミニギャラリーができちゃいそうですね。

いつか見せていただくのを楽しみにしています。

smileさんへ

大鹿の家に住む前は、
蔵の1階をこの家や蔵から出てきた古い物を展示するギャラリーにしよう!なんて思ってましたが、
結局暮らすようになって蔵は物置と化しております~。

蔵の2階はほとんど使ってないので、家・蔵から出てきた古い物の展示ができればいいかもですね。

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